もうすぐお正月ですね。
伝統的な行事な上、いろんなマナーがあるのを知っていますか?
今回は、その一つ「鏡開き」についてです。
一般的に鏡開きは1月11日に行われています。
でも地方によって日にちが違うのをご存知ですか?
なぜ地方によって、鏡開きが行われる日にちが違うのかご紹介します。
また、大人なら知っておきたい!鏡開きをする際のマナーもご紹介するのでぜひ参考にしてください^^
Contents
鏡開きとは?なぜ日にちが決まってるの?
鏡開きとは、新年の無病息災をお願いするために行います。
お餅は、稲の神様とも言われていてあの丸い形は「円満」という意味でもあるのです!
鏡餅や門松もですが、これらは神様をお迎えするためのもの。
神様が家に滞在する期間の事を「松の内」といいます。
鏡餅はただの供え物ではないです。年神様の宿った御神体です。
1年の始まりで、これを食べずに捨てるのはとてもバチ当たりな行為ですので鏡開きはぜひ実践してほしいです。
今年の鏡開きの日はいつ?関西と関東では日にちが違います
鏡開きは毎年1月11日と決まっています。
元々、20日に行われていたみたいですが、この日が江戸時代の3代将軍・徳川家光の命日と同じになるため、11日に変わったそうですよ。
よって、次回2022年1月11日(火)が鏡開きになります!
しかしこれも、地方によっては日にちが違ってきます。
次で説明していきますね。
関西の鏡開きの日はいつ?
関西では、1月15日か20日に鏡開きを行います。
松の内(神様が家に滞在する期間)が15日までの地域。
松の内は7日と通達があったのは江戸幕府で、地方には通達が行き渡らなかったことが日にちのずれとも言われています。
関東の鏡開きの日はいつ?
関東では、1月11日に行います。
松の内が1月7日までの地方ですので、松の内が終わる11日。
こうした違いは、先ほどの説明通り、江戸時代からの習慣で違ってくるみたいですよ。
風習を大事にして、その地方にあったやり方で食べてみては?
東北などその他の地域の鏡開きの日は?
では、他の地域ではいつ行っているのでしょう。
- 北海道は1月11日
- 京都府は1月4日
- 沖縄県は1月11日
沖縄は、旧正月というものがあるのでお正月が2回あります。
地方によって、鏡開きする日にちが違うんですね。
【鏡開き】包丁で切ってませんか?お餅は切るのではなく開く
武家から始まった鏡開きは、刃物や包丁を使うのは切腹を意味するので使用禁止です。
それは、現代にも続いていますので刃物を使用するのは避けましょう。
主に使用するのは、木槌。
それか手で餅を開いくことも可能です。
木槌で「割る」。しかし、この「割る」も縁起が悪いことから「開く」という表現に変わったのです!
今は、小分けにされている(切り餅)が主流でそのまま食べれるのが普通になってきましたが、こういう伝統があるんだよってことは覚えておいてくださいね。
神様からの力をおすそ分けして頂くという意味でも、食べ残しは厳禁です!
小さなかけらも残さず食べましょう。
この記事のまとめ
日本の伝統行事「鏡開き」
関西は1月15日で行うが、関東では1月11日に行うことが分かりました。
地方によって、さまざまなんですね。
マナーとしては、刃物を使って鏡餅を切らない・残さず食べることも分かりました。
今は、小分けパックも普及していますが知識として知っておくといいですね。
神様からもらう力を、新年にしっかり蓄えていいスタートをきりましょう。