2023年の7月期に放送された「日曜劇場VIVANT」。前情報がほとんどない中でスタート、初回からハラハラドキドキの展開となりSNSなどで考察合戦が始まるなど、大変な盛り上がりを見せたドラマとなりました。その最終回では「ベキは生きてる?」や「あのことわざの意味は?」と様々な謎を残しています。そこで今回は日曜劇場VIVANTの最終回をネタバレしていきたいと思います。
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「日曜劇場VIVANT」最終回をネタバレ!
日曜劇場VIVANTとはどんなドラマだったのでしょう?最終回までの簡単なあらすじも含めて、わかりやすくネタバレしていきたいと思います。
日曜劇場VIVANTはどんなドラマだった?
「日曜劇場VIVANT」の概要をまとめてみました!
- ジャンル:連続テレビドラマ
- 放送期間:2023年7月16日-9月17日
- 制作:TBSテレビ
- 原作:福澤克雄による完全オリジナル
- 脚本:八津弘幸他
- 演出:福澤克雄他
- 公式ページ:日曜劇場『VIVANT』|TBSテレビ
日曜劇場VIVANTは、「半沢直樹」などの演出を務めた福澤克雄さんによる完全オリジナルドラマです。「別班」について話していたラジオを聴いてこの物語を構想したそうです。撮影は日本各地の他、モンゴルが主となり、モンゴルでのロケは2か月半にもおよんだそうです。
主なキャストは主人公、乃木憂助に堺雅人さん、警視庁公安部の野崎に阿部寛さん、医師の柚木薫に二階堂ふみさん、このドラマで一躍ブレイクしたドラム役の富栄ドラムさん、他には役所広司さん、二宮和也さん、松坂桃李さんなど、そうそうたる面々が顔を揃えています。
日曜劇場VIVANT最終回前までのあらすじを紹介したいと思います!
まずは最終回前までのあらすじをわかりやすく簡単にまとめてみました!
ご送金編
ある日、バルカ共和国で太陽エネルギー事業を進めている丸菱商事で1億ドルの誤送金が発生。送金を担当した乃木憂助が、差額を回収すべくバルカ共和国へ向かう。途中砂漠で置き去りにされ倒れていたところをジャミーン親子に発見され命を取り留めた乃木。誤送金分が渡ったとみられるテロリスト、ザイールの元へ向かうが、ザイールは「お前がヴィヴァンか?」との謎の言葉を残して自爆してしまう。
ザイールを追っていた公安の野崎により救出されるが、乃木は野崎と医師柚木薫と共に重要参考人としてバルカ警察に追われる身となる。なんとか日本大使館へと逃げ込んだ乃木ら、謎の言葉「ヴィヴァン」が影の諜報部員「別班」だと気付く。
日本大使の裏切りから死の砂漠越えルートを選択せざるを得なくなった乃木ら。過酷な状況を乗り越え、国境で捕まりそうになりながらも、何とか日本へ帰国した一行。野崎はこの事件には世界中でテロを起こしている謎の集団「テント」と「別班」の存在があると考えていた。
誤送金には丸菱商事にひそんでいたハッカーの仕業と判明、また協力的だった同僚の山本が「テント」のモニターだった事が判明し、乃木は山本を始末する。実は乃木こそが「別班」のメンバーだったのだ。
宿命編
乃木は幼い頃に両親とともにバルカ共和国に住んでいた。乃木の父親は公安の任務でバルカを訪れていたが、表向きは緑化事業を進め、その功績からノゴーン・ベキ(緑の魔術師)と呼ばれ慕われていた。
しかし、内乱に巻き込まれ、脱出を図ろうと公安へ協力を要請するが、助けに来たヘリは上からの命令でそのまま引き返してしまう。両親は武装勢力に捕まり、幼かった憂助は人身売買で売られてしまった。
母親は拷問の末死亡、ベキは密かに助けられ息子の行方を捜すも見つかる事はなかった。ベキは孤児のノコルを息子とし、内乱で親を失った孤児たちのために孤児院を設立、「テント」として孤児救済の活動をしていた。その活動のためにテロなどで資金調達をしていたのだった。
「テント」の最終目的は「日本」、そのため「別班」は日本でのテロを阻止すべく、メンバーの乃木ら6人をバルカ共和国へ送り込む。しかし乃木は父親にどうしても会いたいと乃木以外の別班メンバーを射殺、「テント」の仲間となり父親ベキとの再会を果たす。
「テント」の面々は永久に孤児たちを救う為に「フローライト」が眠る土地を購入していた。テントの上層部と共同出資者ゴビだけが知っていたが、バルカ政府へ情報が漏洩。
また乃木が殺したはずの別班メンバーが生きていた事もわかり、別班員の乃木と黒須が疑われ、乃木は「別班」の任務でここに来たと告げてしまう。
日曜劇場VIVANT最終回のネタバレ!
ベキは乃木らの縄を解き、仲間をも欺き任務のために「テント」へ潜入した乃木らを生かす価値のある人物だと告げる。フローライトの採掘権を手に入れれば、テロをする必要がなくなると考えた乃木らは「テント」へ協力すると表明する。
バルカは当初フローライトの採掘権を主張していたが、その後25%の分配を持ち掛け、「テント」も譲歩する姿勢を見せていた。しかし外務大臣ワニズはテント側の共同出資者ゴビらを取り込む事で採掘権の過半数以上が政府保有となるように画策していたのだった。
あらかじめそれを見越していた乃木らは日本政府や技術提供のオリベ化学を取り込み、最終的に採掘権を60%保有する事に成功。「テント」の解体が決まり、ベキは息子のノコルにすべてを託し日本へと移送される。
しかし、ベキは逃亡。40年前にヘリでの救出を拒んだ当時の公安部課長だった内閣官房副長官の家へと向かう。妻の明美が最後に復讐と言い残した事で、その願いを果たそうとしていたベキだったが、息子の乃木により狙撃され阻止される。実はベキは死を覚悟しており、拳銃には弾丸が装填されていなかった。ノコルはベキの墓を建てると乃木に告げるが、乃木は「皇天親無く惟徳を是輔く」と告げ、花を手向けるのはまだ先にすると答えるのだった。任務を終えた乃木が神田明神へ向かうと、そこには薫とジャミーンがおり、3人で抱き合って再会を喜んだ。しかし、そこには「別班」の緊急招集の合図があった・・・。
ベキは生きているのか?ことわざに隠された意味とは?
壮大な愛の物語「VIVANT」、悲しい過去の出来事から物語が展開していきます。ベキは生きているのでしょうか?また気になることわざとはどんな意味を持つのでしょう?
ベキは生きてる?その理由は?
父親との再会を果たした乃木憂助。テロを起こした罪はあるものの、孤児救済に尽力した父親ベキを撃つのは、任務とは言え悲しい結末でした。しかし、射撃の腕はピカイチの乃木憂助、ベキは生きているのでは?と思った人も多い事でしょう。
その根拠として、憂助がノコルへ話した言葉が気になりますよね。花を手向けるのはまだ先と話している事、またその前にことわざを話しています。
ノコルへ言った言葉は「皇天親無く惟徳を是輔く(こうていしんなくただとくをこれたすく)」。
この言葉の意味は「天は公平で特定の人をひいきする事なく、徳行をある者を助けること」です。
また乃木は「別班」の仲間たちを狙撃した際にも、命は助かるようにうまく急所を避けて撃っています。
そんな卓越した技術を持ち合わせる乃木にとって、急所を外して狙撃するのは容易い事のように思えます。
ことわざの伏線とは?
ノコルへことわざを話している乃木は、以前、公安の乃木へもことわざを伝えています。
「あなたは鶏群一鶴、眼光紙背に徹す(けいぐんのいっかく、がんこうしはいにてっす)」です。
このことわざの意味は「多くの凡人の中に一人だけ際立った人、紙の裏まで見通し、注意力や理解力が鋭い」と言った意味です。
この言葉を野崎は見事に読みとり、乃木に狙撃された別班メンバーが死亡したように見せかけ、乃木の「テント」への潜入を成功させています。
このように、乃木は伝えたい事があるが直接言えない時など、ことわざで伝えているようです。そのため、ノコルへもことわざで生きていると伝えているのかもしれません。
まとめ
日曜劇場VIVANT最終回のネタバレやベキが生きている根拠などについて調べてきましたが、いかがでしたか。
このドラマの最終回は続編があるのでは?と思わされる終わり方でした。実際に原作を担当した福澤克維さんは3部作を思い描いているという話もあります。ロケや製作費も規格外で、また出演者も主役級の俳優さんが集まっていたこのドラマ。次はどんな物語が待っているのか、さらに大物の出演者がいるのか、続編の情報を楽しみに待ちたいと思います。