12月に入るとスーパーなどにもカニが並び、いよいよカニシーズンが始まります。
年末年始やお正月はカニを食べて贅沢するぞ!という方も少なくないと思います。
カニには、様々な種類がありますが、実は種類によって足の数が違うのをご存知ですか?
そこでこの記事では意外と知らない、カニの足の数の秘密についてご紹介します。
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ズワイガニの足は10本タラバは8本
ズワイガニは、よく見かけるカニの一種ですね。
左右5本ずつ対に計10本生えています。
一番前にある足は、ハサミになっており餌を食べたり威嚇する時に使われるもの。
後ろの足は、基本歩くための足です。
ちなみに、手はありませんので全て足ということになります。
一方でタラバガニの足は8本しかありません。
種類によってカニの足の数が変わる理由
タラバガニは「カニの王様」とも言われてますが、ヤドカリの仲間です。
その理由としては、足の生え方。
タラバガニの足は、見えているのは8本で残りの2本は甲羅の中にあります。
同じく、ヤドカリも甲羅の中に足が隠れているのです。
足と言っても、歩行機能はありません。甲羅のお掃除役といった感じです^^
そして、横にしか歩けないズワイガニとは違い、ズワイガニは縦に歩くことができるのも、ヤドカリと共通しています。
カニの足が10本や8本と違うのはなぜか?
正確には、違って見えるということになります。
- カニの一種に分類されるズワイガニなどは、10本。
- カニではなくヤドカリに分類されるタラバガニなどは、8本。
元々は10本あった足も、歩行の邪魔になり退化しだんだん小さくなったと言われています。
今では、甲羅の中で収まっているという事態です。
ズワイガニ以外のカニの仲間は?
カニの種類は、世界でみると5000種類以上あります。その内、日本に生息しているが1000種類以上。
有名なのは、毛ガニやサワガニあたりだと誰でも想像できますね。
カニの中では、毒を持っている種類の物もいます。食する場合には、十分注意してください。
タラバガニ以外のヤドカリの仲間はいる?
他にも、ハナサキガニ・ヤシガニ、アブラガニなどが存在します。
ハナサキガニは、北海道の一部にしか水揚げされていないという貴重な種類で、全体的にトゲで覆われているのが特徴的です。
ヤシガニとは、名前の通りヤシの実からきています。
強力な力で、あのヤシの実を切り裂くことができる持ち主。
体長は最大1メートルにもなるとか。
この記事のまとめ
カニの足の数に関して解説してきましたが、足の数が違う理由は、カニの仲間かヤドカリの仲間かで変わることがわかりましたね。
カニの王様と言われているタラバガニがまさかヤドカリの仲間とはびっくりですよね。
- カニの仲間であるズワイガニは10本
- ヤドカリの仲間であるズワイガニは8本です。
ちょっと!足が少ないんだけど!なんてクレームを入れてしまうと恥ずかしい思いをするのでしないようにしてくださいね(笑)