『流星の絆』の犯人が衝撃!原作とドラマの違いは?キャストもまとめ

『流星の絆』は東野圭吾先生の作品で、2008年に宮藤官九郎さんがドラマの脚本を担当し、二宮和也さんや戸田恵梨香さん、錦戸亮さんがキャストに起用されました。流星の絆は名作として名前が挙げられることが多いですが、原作とドラマの違いはあるのでしょうか。

そこで今回は、『流星の絆』の犯人が衝撃的過ぎることや原作とドラマの違い、キャストについて紹介します。

流星の絆の犯人が衝撃!犯行の動機は?

流星の絆は主人公である有明功一、有明泰輔、有明静奈で、幼少期に両親が殺害されてしまい、犯人を見つけて復讐を行なうというストーリーになっています。

結末を迎えるまでは主人公たちの父・有明幸博のハヤシライスのレシピを巡って事件が起きたと考えられ、犯人は大手洋食チェーン「とがみ亭」の経営者である戸神政行だと推理されていました。

しかし、戸神政行を追い詰める過程で、有明功一は真犯人に辿り着き、その人物があまりにも衝撃的だと言われています。

それでは、流星の絆の犯人と動機について詳しくみていきましょう。

担当刑事が犯人

流星の絆の犯人は、有明功一たちの両親の事件の担当刑事・柏原康孝でした。柏原康孝は神奈川県警のベテラン刑事で、兄妹たちにも親身に寄り添っていたので驚いた方も多いのではないでしょうか。

有明功一が柏原康孝を犯人だと断定できたのは、戸神政行が保管していた傘がきっかけでした。保管されていた傘の柄には何かで擦れたような傷があり、有明功一はゴルフの素振りをしている時にできたものだと気づきます。そして、柏原康孝が事件現場にいたときにも素振りをしていたことから断定することができました。

手術費のため

柏原康孝が有明夫妻を殺害したのは、息子の手術代を手に入れるためでした。柏原康孝は洋食店「アリアケ」の常連客で夫妻とも顔見知りです。

そして、有明夫妻は闇金業者からお金を借りており、それを刑事である柏原康孝にどうにかしてもらおうと頼みます。夫妻は500万円ある借金の内200万円を集め、それを柏原康孝に預けますが、それを息子の手術代として貸してくれないかと懇願しました。

しかし、有明幸博がそれを拒否すると、柏原康孝が無理やり持ち出そうとして揉み合いとなり、結果的に殺害することになってしまいました。

『流星の絆』原作とドラマの違いは?

流星の絆は10年以上の時が経った今もXでトレンド入りするほど人気のあるドラマです。しかし、東野圭吾先生が描いた原作と宮藤官九郎さんの脚本には、微妙な違いがあるとされています。

それでは、流星の絆の原作とドラマの違いについて詳しくみていきましょう。

結末

流星の絆の原作では、有明功一に追い詰められた犯人の柏原康孝は犯行動機を語らず、飛び降り自殺を選択しています。しかし、流星の絆のドラマ版は柏原康孝は有明功一に問い詰められて犯行動機を語っており、逮捕されて結末を迎えるというようになっています。

また、原作ではドラマのような取っ組み合いのシーンもなく、有明泰輔や有明静奈はその場にはいませんでした。

このような違いは、犯人と主人公たちの関係性の深さや事件の背景をより強調するための変更だったのではないでしょうか。

その後の展開

流星の絆のドラマ版では、事件が解決した後に有明功一と有明泰輔は戸神行成に偽物の指輪を渡し、その代金でこれまでに詐欺を行なった相手にお金を返していました。そして、有明功一と有明泰輔は警察に出頭し、出所後に兄妹たちでお店を営業しているシーンでエンディングを迎えています。

しかし、原作では兄弟2人が実際に自首したシーンなどは描かれておらず、ラストは戸神行成が有明静奈に偽物の指輪を渡しているところで終わっています。

オリジナルの設定

ドラマ版では有明功一は、林譲二という養護施設などを運営している人物の「ジョージクルーニー」というカレー屋さんで働いているという設定になっています。しかし、原作には林譲二も「ジョージクルーニー」もなく、有明功一はデザインの仕事をしているという設定でした。

また、ドラマには挿入歌を歌っている中島美嘉さんがサギという謎の人物で登場していますが、原作にはいません。

詐欺の回数など

3兄弟が詐欺を行なっていますが、原作とドラマでは回数などに違いがあります。

ドラマ版では詐欺は数回しか行なわれておらず、登場人物に関連する相手に復讐という形でお金をだまし取っていました。しかし、原作では詐欺が本業という形で描かれており、3兄弟は無職のような設定になっています。

ドラマ版はコメディ要素が加えられているので、重くなりすぎないようにこのような変更があったのではないでしょうか。

『流星の絆』キャストまとめ

流星の絆はシリアスさとコメディ要素が上手く具合に混ぜられており、非常に完成度の高いドラマになっています。そんな流星の絆には豪華キャストが起用されていますが、どのような俳優さんが出演していたのでしょうか。

有明功一/二宮和也

主人公であり、3兄弟の長男・有明功一を演じたのは、二宮和也さんです。二宮和也さん演じる有明功一は、「ジョージクルーニー」で住み込みで働いており、サギグループ「アリアケ3」のリーダー兼脚本・演出を担当していました。

有明泰輔/錦戸亮

錦戸亮さんは、3兄弟の次男である有明泰輔を演じました。錦戸亮さん演じる有明泰輔は、DVA&グッズ販売店「トミーリージョージ」でアルバイトをしており、サギの実行役を担っていました。

有明静奈/戸田恵梨香

3兄弟の末っ子・有明静奈を演じた戸田恵梨香さん、有明静奈も有明泰輔と同じようにサギの実行役を担っていました。冒頭では会社に勤めていましたが、辞めており、キャンギャルのアルバイトをしています。

また、有明功一と有明泰輔とは血の繋がらない兄弟であることが途中で明らかになりました。

柏原康孝/三浦友和

流星の絆の犯人であり、3兄弟のもう1人の父親のような存在になっていた柏原康孝を演じていたのは三浦友和さんです。

柏原康孝は妻とは離婚しており、2008年8月に心臓病を患っていた息子が亡くなり、それを機に仕事に復帰しています。

戸神行成/要潤

「とがみ亭」の御曹司で、有明静奈にサギを仕掛けられていた戸神行成を演じていたのは要潤さんです。戸神行成は「ジョージクルーニー」に足繁く通っており、都内のあらゆるハヤシライスを食べてレシピ開発を行なっていました。

まとめ

今回は『流星の絆』の犯人が衝撃的過ぎることや原作とドラマの違い、キャストについて紹介しました。

流星の絆は非常に完成度の高い作品で、多くの人から支持されているドラマです。流星の絆のドラマに出演している俳優さんの演技力も高いですし、先の読めない展開にもなっているのでまだ観たことがない人はチェックしてみましょう。

By ハクバちゃん

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