『シグナル』韓国版と日本版どっちが面白い?違いも調査

過去と現在の刑事が、古い無線機を通して未解決事件に挑むドラマ『シグナル』。韓国版と日本版の両方人気で、どっちが面白いの?と気になっている人も多いはのでは。どちらも同じ原作をもとにした作品ですが、話数や演出、キャストの雰囲気が違うだけで、視聴後の印象はかなり変わるようです。この記事では、『シグナル』の韓国版と日本版どっちが面白いのか、作品の違いやそれぞれの魅力を、ドラマ好き目線で分かりやすくまとめてみました。

韓国版と日本版の基本情報

まずは2つの『シグナル』がどんな作品なのか紹介していきます。韓国版『シグナル』は、2016年に韓国で放送されたオリジナル版で、サスペンス好きの間では名作として名前が挙がることの多い作品です。警察の腐敗や未解決事件、被害者家族のやるせなさなど、かなり重めのテーマを扱いながらも、エンタメとしてしっかり面白いのが特徴です。

日本版『シグナル 長期未解決事件捜査班』は、2018年に放送されたリメイク版で、設定や大きな事件の流れは韓国版を踏襲しつつ、日本の刑事ドラマとしてなじむようにアレンジされています。キャストは坂口健太郎さん、北村一輝さん、吉瀬美智子さんがメインで、連ドラに加えてスペシャルドラマや劇場版まで作られました。

ストーリーの濃さと話数の違い

『シグナル』の韓国版と日本版は、同じ物語でもストーリーの濃さがかなり違って感じられます。一番大きな理由は、話数と1話あたりの長さです。『私の夫と結婚して』の韓国と日本の違いと同じく、韓国版は全16話構成で、1話あたり65〜70分と長めなので、1つ1つの事件や登場人物の背景がじっくり描かれています。犯人側の事情や社会問題的な部分にも踏み込むので、エンタメドラマというより重厚な社会派サスペンスを観たという満足感が残る作品です。

一方、日本版は全10話で、1話の尺も日本のゴールデンタイムドラマの標準的な長さです。その分テンポが良く、重要なポイントに絞ってきれいにまとまっている印象があります。ただ、韓国版を先に観ていると、このエピソード、もっと掘り下げてほしかったのにと感じる人もいるかもしれません。逆に言えば、サクサク進めたい人には、日本版のコンパクトさは大きなメリットでしょう。

キャラクターとキャストの雰囲気の違い

同じ役どころでも、国が変わるとキャラクターの見え方がけっこう違います。現在パートの若い刑事は、韓国版ではパク・ヘヨン、日本版では坂口健太郎さんが演じる三枝健人として登場します。韓国版のヘヨンは、子供時代の事件のトラウマもあって、警察への不信感や怒りをかなり表に出すタイプです。感情の振れ幅も大きくて、視聴者も一緒に翻弄される感じがあります。

日本版の三枝健人は、感情を内側に押し込んでいるような静かなキャラで、プロファイラーらしく冷静な分析が印象に残るキャラです。同じ「警察を信用していない」という設定でも、日本版はだいぶクール寄りなので、落ち着いたキャラが好きな人にはこっちの方が刺さるかもしれません。

過去パートの刑事の熱量も違う

過去パートの刑事も、『シグナル』の肝になる存在です。韓国版のイ・ジェハンは、不器用で真っすぐで、時には空気を読まないくらい突っ走るタイプの刑事。最初はちょっと泥臭く見えるのですが、話数を追うごとにこの人が諦めないから今が変わるんだと分かってきて、最終的にはものすごく愛着が湧きます。

日本版の大山剛志は、北村一輝さんの持ち味もあって、最初から渋くて頼れる刑事として登場します。仕事に対する真面目さや一本気なところは同じでも、韓国版よりも映画の主人公っぽい格好良さが強い印象です。正義感と信念がとても強く、目の前の弱い人を守るという思いで行動するあまり、組織の意向や保身とぶつかってしまうことも多い人物です。

韓国版はダサいところも含めて人間くさい、芯がブレない昔気質の熱い刑事、日本版は渋くて寡黙だけど、曲がったことが大嫌いな職人気質な昭和刑事という違いがありますが、どちらも不正が大嫌いで正義感が強いのは同じで、とても魅力的に描かれています。

女性刑事の性格も

韓国版、日本版ともに、現在パートで長期未解決事件捜査班を率いる女性刑事が登場します。韓国版のチャ・スヒョンは、過去の出来事への後悔や思いを色濃く抱えていて、その感情が表情にも言葉にもかなりにじみ出ています。強い女性でありながら、心の中にはずっと消えない痛みを抱えている、というギャップが魅力です。

日本版の桜井美咲は、過去への思いを抱えつつも、表ではかなり冷静で仕事モードを崩さないタイプとして描かれています。だからこそ、感情が見える瞬間の破壊力が大きくて、そのふと漏れる本音にグッと来る人も多いはずです。同じポジションのキャラでも、韓国版は感情の揺れが表に出やすく、日本版は抑えた演技で魅せる、という違いがあります。

演出と雰囲気はどっちが好み?

演出のトーンは、2つの『シグナル』の中でもかなり大きな違いです。韓国版は全体的に画面が暗めで、音楽も重厚寄り、事件の描写もシリアスで、最初から最後までずっと緊張感が続くような作りになっています。未解決事件の背景には、社会問題や警察組織の闇ががっつり絡んでくるので、観ていてずしんとした重さが残るのが特徴です。

日本版は、もちろん暗いテーマを扱ってはいるものの、韓国版と比べると少しライトでスタイリッシュな印象があります。地上波の連ドラらしく、メインキャストの関係性やチーム感にもスポットが当たるので、重いだけで終わらないバランスになっているのもポイントです。韓国版は爆発や事故シーンのCGも含めてお金をかけていると感じさせる迫力もあり重厚な映画風、日本版は見やすい連ドラ風といった違いがあります。

結局シグナル韓国版と日本版のどっちが面白い?

シグナル韓国版と日本版のどっちが面白いかという話になると、どうしても韓国版を推す声が多いのは事実です。話数が多いぶん、伏線の貼り方や回収、キャラクターの成長や葛藤の描き方に余裕があって、サスペンスとしての満足度が高いからです。特に、過去と現在の出来事が少しずつつながっていく感覚や、あのときの選択がここにつながるのかという構成は、オリジナル版ならではだと思います。

ただ、日本版がつまらないかと言われると全然そんなことはなくて、日本の刑事ドラマとしてかなり攻めたことをしている作品となっており、話数が少ない中でうまく再構成されていて楽しめる仕上がりになっています。日本版の方がサクッと見れるので、まずは日本版を見てから韓国版を見ると、より世界観に浸れるのではないでしょうか。

まとめ

結論として『シグナル』は、韓国版と日本版どちらも面白い作品といってもいいでしょう。重厚で感情をぐわっと揺さぶられるサスペンスが好きな人には韓国版、テンポ良く分かりやすい刑事ドラマとして楽しみたい人には日本版がぴったり合うと思います。

1本だけ選ぶなら、やはりオリジナルの韓国版を推す人が多いのは納得ですが、個人的にはどちらか片方だけではもったいないと感じる作品です。まずは自分がとっつきやすい方から観てみて、世界観が気に入ったら、もう一方もぜひ試してみてください。同じ無線機がつなぐ過去と現在の希望を、2つのバージョンで味わえるのは、『シグナル』ファンだけの特権だと思います。

By ハクバちゃん

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